レールの高さ・太さが鉄道模型に与える印象の比較

Nゲージ鉄道模型のレールは、安定的に一定の精度のレールを供給するため、あらゆるスケールのユーザーの要望に応えるためなど、さまざまな条件下で数多くの種類が製作されていることは重々承知しております。
このページはあくまでレールの高さ・太さが鉄道模型に与える印象を記したページです。
どこそこのあのレールは、ノットスケールだからダメだと決めつけるページではありません。

ご了承の上でお読み進みください。


Nゲージのレールが高さ2mmもあるのは皆様ご存知でしょうか?

2mm×150=300mm

Nゲージの鉄道模型は、実車だと実に30cmの高さのレール上を走っていることになります。
レールの高さが与える印象の違いはどのようなものなのでしょう。
下記写真をご覧下さい。


実車

Nゲージ(コード79レール)レール高さ2mm


写真上が実車、写真下がNゲージ鉄道模型です。
実車のレール高さは、車体・台車に対してとても低いことがわかります。
それに対して模型のレールは壁がそそり立っているような印象を受け、なんだかレールだけ別のスケールの物を持ってきたような感覚に陥ってしまいます。

なんとか実車レールの印象に近づけることはできないのでしょうか?・・・できます。

鉄道模型各社から、レール高さの低いリアルなレール製品が数多く販売されております。
ここでは比較的入手が容易な、PECOのNファインレールを比較対象といたします。


実車

Nゲージ PECO Nファイン(コード55相当レール)レール高さ1.397mm相当
※Nファインレールは、コード数の大きなレールを枕木に埋め込みレールを小さく見せているので、コード55“相当” レール高さ1.397mm“相当” という表現になります。


まだ実車の雰囲気そのままとは言えませんが、
レール高さが低くなって、台車・レールのスケール感があってきたように思えませんか?

ページ冒頭のコード79のレールと比較します。


Nゲージ(コード79レール)レール高さ2mm

Nゲージ PECO Nファイン(コード55相当レール)レール高さ1.397mm相当


約0.6mmのレール高さの違いがお分かりいただけると思います。
別角度・別車種で比較しました。



写真提供:でん氏


Nゲージ(コード79レール)
レールの高さ2mm


Nゲージ PECO Nファイン
(コード55相当レール)
レールの高さ1.397mm相当


写真提供:でん氏
※写真は反転しています。


Nゲージ(コード79レール)
レールの高さ2mm


Nゲージ PECO Nファイン
(コード55相当レール)
レールの高さ1.397mm相当

Nゲージでもレールにこだわれば、よりリアルな標準軌の雰囲気が楽しめます。


京急1000系実車
写真提供:でん氏

KATO
ユニトラック
コード79相当

アトラス
レール
コード55

マイクロエンジニアリング引き抜きレール
コード45

同じ軌間でもレールの高さ・太さ次第で印象が大きく変わります。

Njゲージでも同じことが言えます。


JR205系実車 写真提供:でん氏

ロクハンレール(コード63)

PECOフレキシブルレール(コード63.5)

マイクロエンジニアリング引抜レール(コード45)

いかがでしょうか?
一部レール製品は簡単に手に入るものではございませんが、もしも気になったならお試し下さい。

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