■DCC化(EM13、FL12)する編

KATO製DCCデコーダのFL12(ヘッド・テール用)とEM13(動力用)を搭載します。
まずは分解して構造を確認します。Mc250-4(トレーラ先頭車)の分解図
黒カバー内のウェイトがDCC配線の際に邪魔になりそうです。


Mc250-4(トレーラ先頭車)の分解。この写真はまだ車高を下げる前です。


Mc250-1(モーター先頭車)の分解。
写真は改軌する前です。DCC配線の際に台車から伸びるユニバーサルジョイントがネックになりそうです。




モーター車ダイキャスト部分の分解写真。
左右のダイキャストでモーターを包み込むKATOの標準的な構造ですが、
普通の電車と違って、モーターが縦型に配置されています。


まずはMc250-4(トレーラーの先頭車)から。
KATO製DCCデコーダのFL12(ヘッド・テール用)を搭載します。
運転席スペースに搭載するスペースはなさそうなので、後方コンテナ内に収納します。


ライトユニットの足をとって有線化します。


ライトユニットはこのような感じです。
このとき、集電板もハンダ付けで有線化しておきます(下写真参照)


シャーシに穴を開けて(赤丸部分)有線化したライトユニットからの線(黄色線)を床下に通し、コンテナへと引きとおします。
集電板からの線(青・白色線)もコンテナ方向へ引きとおします。
このとき、黒カバー内のウェイトが邪魔になるので、一部切除します。


コンテナ内へ引きとおしたライトユニットからの線と集電板からの線。


これにFL12デコーダをハンダ付けします。
KATOの両極性デコーダを通常デコーダのように使用する方法で配線を行っています。
配線方法は下記サイトを参考にさせていただいております。
Spur Z Room
http://spur-z-room.com/dcc/basic01/fl12-0/fl12-2/



適度に配線をまとめます。


ボディとコンテナを載せればしっかり隠れます。


裏からの写真。


次にMc250-1(モーター付き先頭車)です。
ライトユニット部分の加工は変わりませんが、


トレーラー車との違いは、床下配線です。
台車からのユニバーサルジョイントがくるのと、ダイキャストブロックが邪魔して配線を床下に這わせません。
赤丸部分を削り込んで逃がしを作ります。


参考写真:動力台車とシャーシ。


完成写真で時系列が飛んでしまって恐縮ですが、このような感じで配線を這わせています。


次にモーターの絶縁です。
モーターシューからの線を延長(赤線部分)し、ダイキャストの外に出る長さにします。
延長するための線材はライトユニットに取り付いていた足を再利用。薄くてダイキャストではさんでも支障なさそうだったので、流用しました。
写真には写っていない反対側のモーターシューからの線は折り返してダイキャストの外に出します。
ダイキャストの赤く塗った部分(モーターシューからの線が当たりそうな部分)はテープで絶縁します。


収納し、 モーターシュー線に銅線をはんだ付けした図。
モーターシューからの線とダイキャストが接触しないことが重要です。
当方はマスキングテープで絶縁しています。
左右のダイキャストにはさまれているグレーのモーターマウントは少しだけモーターシュー線用の逃がしを彫っています。
後に、赤と黒の線はEM13デコーダの表面にはんだ付けされます。


そのEM13デコーダは短く切って長さを短縮し、裏面(レールからの集電面)に足をはんだ付け。
後にFL12デコーダ(ヘッド・テール用)への線をはんだ付けして取り出します。
分解できるようにとの考えのもと、ダイキャストを挟み込んで、レールからの集電を確保する構造としましたが、
電気的接触で言えば有線化したほうが確実ですので、おすすめしないかも・・・


モーターシューからの線とEM13をはんだ付け。
EM13の表面にモーターシューからの線がきています。


EM13の裏面には先述のFL12デコーダ(ヘッド・テール用)への線と、ダイキャストを挟み込む足が生えています。


EM13デコーダから伸びてきた線とライトユニットからの線にFL12デコーダを接続。
銅線の取り回し方法は違いますが、
FL12デコーダへのはんだ付け箇所はMc250-4(トレーラ先頭車)の接続方法と同じです。


EM13デコーダが載るダイキャスト部分を追加でテープ絶縁。


EM13デコーダは自分の足からレール電源を取って、モーターへ信号を出力。
FL12デコーダは、EM13デコーダの足と裏側を使ってレールから集電し、ライトユニットへ信号を出力。


全体図です。




無事、収まりました。
コンテナは内部のリブを削っています。

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